アサイー専門店は、健康志向や美容意識の高い人たちに人気があり、工夫次第でしっかり利益を出せるビジネスです。材料の原価が低く、トッピングやSNS映えを活かした販売戦略で収益を伸ばしやすいのが特徴です。
特に、カラフルで写真映えするアサイーボウルは、InstagramやTikTokで自然に拡散されやすく、広告費をかけずに集客が可能。
さらに、ジムやヨガスタジオとのコラボやサブスク(定額制)の導入でリピーターを増やせば、
季節の波に左右されにくい安定した経営も実現できます。
アサイー専門店は儲かる
アサイー専門店は、健康や美容を気にする人たちに人気があり、うまく運営すればしっかり利益を出せるお店です。
大きな理由は「材料のコストを安くおさえられること」と「トッピングで売上を伸ばしやすいこと」です。
アサイーは冷凍で長く保存できるので、食材をムダにすることが少なく、グラノーラやフルーツ、プロテインなどを追加トッピングにすることで、1人あたりの注文金額を自然に上げられます。
見た目がカラフルでかわいいので、SNSにも投稿されやすく、宣伝効果もあります。
さらにデリバリーとの相性も良く、少し高くても買ってもらえるのが強みです。
冬はホットアサイーなどの工夫で売上を保てますし、ジムやヨガスタジオとのコラボ、
定期購入サービスなどを取り入れれば、安定した収入も見込めます。
アサイー店の年収と収益のイメージ
日本政策金融公庫の調査によりますと、アサイー専門店のオーナー(店長)の年収は、だいたい300万円〜700万円くらいが多いです。たとえば、開業して1年目で年収320万円、3年目には480万円まで上がったお店もあります。
アサイーは利益率が高い食べ物ですが、客単価が低めで、夏に売上が集中するため、
安定させるのが少しむずかしい面もあります。
駅の近くなど立地の良いお店では年商1,000万円を超えることもありますが、
フランチャイズに加盟すると初期費用やロイヤリティ(使用料)で利益が減ることもあります。
アサイー専門店の売上と費用の目安
10席ほどの小さなアサイー店でテイクアウトもしている場合、
1か月の売上はおよそ150万円ほどが目安です(客単価900円×1,700人)。
材料費は約27万円、人件費45万円、家賃20万円、水道・電気・雑費などで10万円かかり、残る営業利益は約48万円。利益率は約32%と高めですが、税金や社会保険を考えると、オーナーの手取り年収は350〜400万円ほどになります。安定した経営のためには、季節の工夫やリピーターづくりがとても大切です。
アサイー専門が儲からない3つの要因
アサイーのお店を始めても、「思ったより利益が出ない」と感じる人も少なくありません。
その理由には、数字で説明できる3つの壁があります。
① 平均900円の壁
アサイーのお店がなかなか利益を伸ばせない一番の理由は、1人あたりの注文金額が低いことです。多くのお客さんが「軽いスイーツやドリンク感覚」で買うため、平均単価は約900円ほど。
コーヒーなどをセットにして1,200円にしても、「スタバより高い」と思われてしまい、価格を上げにくいのが現実です。
② お客さんの滞在時間がバラバラ
2つ目の理由は、お客さんの滞在時間の差が大きいことです。持ち帰りの人は5分ほどで帰りますが、
店内で写真を撮る人や友達と話す人は30分〜1時間も滞在します。
そのため、10席ほどの小さなお店では、忙しい時間帯に席が足りなくなってしまうことがあります。
③ 冬になると売上がガクッと減る
3つ目の理由は、季節による売上の変化です。
夏の8月には月200万円売れても、冬の1月には120万円ほどまで下がることがあります。
アサイーは「冷たいスイーツ」というイメージが強いため、冬になるとお客さんが減るのです。そのため、ホットアサイーや温かいドリンクなど、冬でも楽しめるメニューを工夫することが大切です。
アサイー専門店を始めるときの注意点と落とし穴
アサイーのお店は人気がある一方で、気をつけないと失敗してしまうポイントもあります。
ここでは、特に大切な3つの注意点をわかりやすく紹介します。
① 仕入れ値が変わりやすい
アサイーのほとんどはブラジルから輸入されています。そのため、円安や運送費の高騰で、仕入れ値が上がることがあります。実際、過去5年間で最大23%もコストが上がったというデータもあります。
対策としては、為替(かわせ)の変動をチェックしたり、仕入先と早めに契約をして価格を固定しておくことが大切です。さらに、「利益率が70%を切ったら値上げを検討する」など、社内でルールを決めておくと安心です。
② 冬は売上が下がりやすい
アサイーは「冷たい食べ物」というイメージが強いため、冬になると売上が3〜4割減ってしまうお店もあります。
そんな時は、ホットアサイーやスープ風のアサイーなど、あたたかいメニューを作ると良いです。冬でも食べたくなる工夫があるお店は、リピーターが増えやすくなります。
③ 同じ味に飽きられやすい
アサイーはヘルシーでおいしいですが、毎回同じ味だとお客さんが飽きてしまいます。そこでおすすめなのが、「週替わりトッピング」や「期間限定メニュー」です。
たとえば、チアシードやカカオニブなどのスーパーフードを週ごとに変えたり、お客さんの意見を取り入れて新しい味を出すことで、飽き防止につながります。このように工夫を重ねることで、アサイー店でも長く愛されるお店を作ることができます。
儲かるアサイー専門店にするためのマーケティング戦略
アサイーは「スーパーフード」として知られ、健康や美容を意識する人たちに人気があります。カラフルで見た目がきれいなため、InstagramやTikTokでも話題になりやすく、特に若い人を中心に人気が広がっています。
でも、「人気の食べ物だから出せば売れる」というわけではありません。しっかりと考えたマーケティング(売るための工夫)がないと、お客様はなかなか増えません。ここでは、アサイー専門店を“儲かるお店”に育てるためのポイントをわかりやすく紹介します。
① 誰に食べてもらうかを決めよう
まず大事なのは、「どんな人に来てほしいのか」をはっきりさせることです。アサイーは幅広い人に人気ですが、特に次のような人たちが狙い目です。
- 20〜30代の女性:美容やダイエットに興味があり、SNSで写真を投稿する人が多い。
- ジムやスポーツをしている人:運動の後に栄養をとりたい人にぴったり。
- 忙しい社会人:朝食やランチを手軽にすませたい人に向いている。
誰を中心に集めたいかを決めることで、お店の雰囲気やメニュー、宣伝の仕方を決めやすくなります。
② 飽きないメニューを作る工夫
アサイーはおいしいけれど、毎回同じ味だとお客さんが飽きてしまいます。
そこで、ちょっとした「変化」をつけるのがポイントです。
- トッピングを選べるようにする
グラノーラ、チアシード、ピーナッツバターなどを自由に追加できると、楽しみが増えます。お客さんが自分好みにカスタマイズできるお店は人気が長続きします。 - 季節限定メニューを出す
夏は冷たいアサイー、冬は“ホットアサイー”など、季節に合った味を用意することで売上が安定します。 - お客様参加型の企画を行う
「次の限定トッピングはどれがいい?」とSNSでアンケートをとると、お客さんが「自分もお店作りに参加している」と感じ、また来てくれるようになります。
③ 価格の工夫でお得感を出す
ただ安くするだけでは儲かりません。大切なのは「ちょっとお得に感じてもらう工夫」です。
- トッピングで少しずつ単価を上げる
基本のアサイーボウルを900円にして、トッピングを+100円〜200円に設定すれば、自然に客単価(1人あたりの売上)が上がります。 - デリバリー価格を少し高くする
Uber Eatsなどでは、配達手数料もあるため、店頭より少し高めに設定しても問題ありません。 - サブスク(定額制)を導入する
「月3,000円で5回まで利用OK」など、月ごとのプランを作ると、安定した収入が入りやすくなります。
④ SNSでお店を知ってもらう
アサイーの一番の魅力は「見た目の華やかさ」です。SNSを上手に使えば、広告費をかけなくても多くの人に知ってもらえます。
- Instagram・TikTokで写真や動画を投稿
カラフルなアサイーボウルの写真や、作っている様子を短い動画で見せると注目されます。 - ハッシュタグを工夫する
「#アサイーボウル」「#健康スイーツ」「#映えスイーツ」などのタグを使うと、検索で見つけてもらいやすくなります。 - インフルエンサーとコラボ
人気のある人に紹介してもらうことで、信頼性が高まり、初めての人も来やすくなります。 - 地域連携も大事
近くのジムやヨガスタジオとコラボし、「運動後にアサイーボウル10%オフ」などの企画をすると、地域での認知度も上がります。
⑤ リピーターを増やす仕組みを作る
新規客だけでなく、「また来たい」と思ってもらうことが大切です。リピーターが増えると、安定して儲かるお店になります。
- LINEスタンプカードを作る
LINEのミニアプリを使えば、紙のカードを作らなくてもポイントを貯められます。「5回で1杯無料」などの特典をつけると喜ばれます。 - 誕生日特典や会員限定メニュー
「誕生日の月はトッピング無料」「会員だけの限定メニュー」など、特別感を出すと常連さんが増えます。 - お店の雰囲気づくりも大事
スタッフが明るく元気に接客すると、「また来たい」と思ってもらえます。清潔でオシャレな内装も、リピーター作りには欠かせません。
⑥ コストを管理して利益を守る
売上が増えても、支出が多ければ利益は残りません。アサイーは輸入品のため、仕入れの管理が重要です。
- 他店と合同で仕入れる
まとめて仕入れることで、1個あたりの価格を下げることができます。 - 為替(かわせ)の変動に注意
円安で仕入れ値が上がることもあるので、早めの発注や契約で価格を固定するのが安心です。 - 粗利率をチェック
「利益率が70%を下回ったら値上げを検討する」など、数字で管理すると赤字を防げます。

⑦ デリバリーとテイクアウトを強化
アサイーは冷たい食べ物なので、デリバリーとの相性が良いのも強みです。
- Uber Eatsや出前館に登録
お店に来られない人にも商品を届けられます。特に夏場は注文が増えやすいです。 - エコ容器を使って印象アップ
環境にやさしい紙カップやバイオ素材の容器を使うと、エコ意識の高いお客さんに好印象を与えられます。 - デリバリー限定メニューを作る
「持ち帰り専用のスムージーセット」など、店頭にはない特別メニューを出すと話題になります。
⑧ ファンを作る仕組み
アサイー専門店をただの飲食店にせず、健康をテーマにしたコミュニティにすることで、熱心なファンが増えます。
- 健康イベントを開催する
「朝活アサイーボウル会」や「美容×スムージー講座」などを開くと、常連さんが友達を連れてきてくれます。 - 地域のイベントに出店
スポーツ大会やマルシェ(地元の市場イベント)などに参加し、ブランドを広めましょう。 - SNSライブやチャットで交流
お店のスタッフがSNSライブを行い、お客さんとリアルタイムで話すのも効果的です。「新メニュー開発中!」などの裏側を見せると親近感がわきます。
アサイー専門店の売上アップ7つのコツ
アサイー専門店を成功させるためには、「どうやってお客さんを増やすか」「どうやって利益を上げるか」を考えることが大切です。
ここでは、実際に売上を伸ばしたお店の事例をもとに、すぐに実践できる7つのポイントを紹介します。どれも難しいことではなく、ちょっとした工夫で結果が変わる内容です。
Step1:トッピングでちょっとリッチに
アサイーの基本価格を変えずに、追加トッピングで売上を上げる方法です。
グラノーラ、ピーナッツバター、プロテインなどを+50円〜100円で追加できるようにすると、1人あたりの注文金額(客単価)が自然にアップします。
たとえば、「+50円で食感UP!」や「+100円で栄養バランスUP!」とレジ前やメニューに書いておくだけで、選ぶお客さんが増えます。実際にこの工夫を取り入れたお店では、平均で1人あたり約200円の売上アップがありました。
お客さんに「ちょっと特別感」を感じてもらうことがポイントです。
Step2:冬はホットで楽しむ
アサイーは「冷たいスイーツ」というイメージが強く、冬は売上が下がりがちです。そこでおすすめなのが、「ホットアサイー」です。温めたアサイーに豆乳を合わせ、グラノーラやバナナをトッピングすることで、体が温まるメニューになります。
SNSでも「新しい!」と話題になり、冬の売上が前年より28%アップしたお店もあります。コストも冷たいアサイーとほとんど変わらないため、利益率も下がりません。「寒い冬でも食べたい」と思わせる工夫が、通年営業のカギになります。
Step3:朝の時間を有効活用
アサイーは健康志向の人に人気があるため、朝の時間帯との相性がとても良いです。
特にオフィス街や駅近のお店では、出勤前に立ち寄るお客さんを取り込むチャンスがあります。
あるお店では、開店時間を9時から7時に早めたところ、朝の通勤客が増えて月16万円の売上アップにつながりました。しかも、既存スタッフで回せたため、人件費の追加もありませんでした。
「朝の栄養補給」をテーマにしたメニューを用意すると、リピーターも増えやすいです。
Step4:デリバリーは工夫して提供
コロナ以降、デリバリー(宅配)の需要は安定しています。アサイーは冷凍で提供できるため、デリバリーとの相性が抜群です。
ポイントは、サイズをしぼることと価格を少し上げることです。
たとえばUber Eatsでは、Mサイズのみの販売にし、店舗価格より+150円に設定。
これで手数料をカバーしながら、利益率を12%改善できたお店もあります。
また、デリバリー専用のメニュー(例:アサイースムージーセット)を作ると、差別化にもなります。お客さんは「ここでしか買えない」特別感に惹かれやすいのです。
Step5:ジムとのコラボで新しいお客様を
アサイーは運動後の栄養補給にもぴったり。そこで、近くのジムやヨガスタジオと提携するのがおすすめです。
ある店舗では、「ジム会員証を見せるとプロテイン+50g無料」というキャンペーンを実施しました。その結果、ジム利用者の口コミで広まり、毎月500杯以上の新規注文が入るようになりました。
ジム側にも「会員サービスが増える」というメリットがあり、双方にとってプラスになります。地域連携は、宣伝費をかけずにお客さんを増やす効果的な方法です。
Step6:みんなで仕入れてコスト削減
アサイーは輸入品なので、仕入れコストが利益を大きく左右します。
同じ地域のアサイー専門店やカフェ数店で協力し、まとめて仕入れをするのが効果的です。
実際に、4店舗が合同で輸入業者と直接契約したところ、原価率(材料にかかる割合)が18%から14.8%に下がりました。
物流コストも減り、1回あたりの注文量が増えたことで、仕入れ価格を安く抑えられたのです。
このように「競争」ではなく「協力」でコストを下げるのは、今の時代の経営スタイルとしてとても重要です。
Step7:サブスクで安定収益を確保
「サブスク」とは、月額料金を払って定期的にサービスを利用できる仕組みのことです。
アサイー店でも、このモデルを取り入れると収入が安定します。
たとえば、LINEのミニアプリを使って「月2,980円でSサイズ4杯+トッピング無料」というプランを作ったお店では、利用者の約8割が継続して契約を続けているという事例もあります。
さらに、来店回数の予測がしやすくなり、仕入れの量を調整できるため、食品ロスも3分の1に減少。お客さんにとっても「通いやすい」「お得に感じる」仕組みになります。
よくあるQ&A
- フランチャイズと個人開業、どっちが得?
-
フランチャイズ(既存ブランドの加盟店)なら、知名度が高く、経営マニュアルもあるため初心者でも始めやすいです。しかし、月100万円の売上がないと、ロイヤリティ(ブランド使用料)が重荷になり、手取りが少なくなることも。経験や資金に余裕がある人は、個人開業の方が自由度が高く、利益率も上がりやすいです。
- 原価率を25%から下げたいけど難しい?
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大丈夫です。仕入れの工夫で改善できます。まとめ買いでロットを増やす、または国内の冷凍メーカーに切り替えることで、原価率を22%前後まで下げることが可能です。国内品でも品質は良く、味の差もほとんどありません。お客さんの満足度を下げずにコストを削減できます。
まとめ
アサイー専門店で安定した利益を出すには、商品のおいしさだけでなく、「戦略的な運営」が欠かせません。トッピングや限定メニューで客単価を上げ、ホットアサイーなどで季節変動をカバーし、SNSや地域コラボでファンを増やすことがポイントです。
また、共同仕入れやデリバリー、サブスク導入などを組み合わせることで、コスト削減と固定収益の両立が可能になります。アサイーはブームではなく、健康志向が続く限り伸びる市場。小さな工夫を積み重ねることで、長く愛される儲かるお店を作ることができるのです。
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